商圏分析お薦め本
商圏調査や商圏分析についての書籍はそれになりにありますが、理論寄りのものや大手チェーンを対象にしたものが多く、新規開業者に役立つ実務よりの本は決して多いとは言えません。
そんな中、当サイトがおすすめするのが、有限会社ソルブの林原氏がお書きになった「最新版 これが『繁盛立地』だ!」「実践!『繁盛立地』の判定・分析・売上予測」「実践・売上予測と立地判定」の3冊です。
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「これが『繁盛立地』だ!」は立地や商圏の解説、統計データの見方はもちろん、現地調査(林原氏は「実査」と表現されています)時の着眼点をTG(交通発生源)、動線、視界性、建物成約といった概念を交えて具体的かつ実務に役立つ形で解説されており、新規開業を検討されている方がすぐ応用できる内容となっています。
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「実践!『繁盛立地』の判定・分析・売上予測」は、1の進化版とも言える内容で、1では取り上げられていなかった「実査」結果のまとめ方が解説されている等、より実務に役立つ内容になっています。ただ残念なのは、1に比べ本著は写真を用いた事例紹介がほとんど無いため、経験のない方がイメージしにくいこと。
このため、初心者は1とあわせて読まれることをお薦めいたします。
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「売上予測と立地判定」は中堅チェーンの専門部署を想定した内容になっています。但し、他の2冊とは異なりケーススタディ形式で解説されているため、手順をイメージしやすいと言えます。残念なことに版元の商業化が倒産したため新刊での入手は不可能なっていますが、中古本はamazon等にあるようなので、可能なうちの入手してください。